ペットボトルで埋め尽くされた部屋の片付けを、専門業者に依頼しようと決めた時、次に重要なのが、「信頼できる業者を選ぶ」ことです。特に、ペットボトルゴミ屋敷の片付けには、特有の作業が必要となるため、その点も考慮して、業者を見極める必要があります。まず、大前提として、業者が、家庭ゴミを運搬・処分するために必要な、自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか、あるいは、その許可を持つ業者と正規に提携しているかを、必ず確認しましょう。無許可の業者は、不法投棄などのトラブルに繋がるリスクが高く、絶対に避けるべきです。次に、ペットボトルゴミ屋敷特有の作業への「対応力」を確認します。大量のペットボトルの中には、飲み残しが入っているものが、かなりの割合で含まれています。優良な業者は、これらの「中身の処理」にも、きちんと対応してくれます。見積もりの際に、「飲み残しがあるペットボトルの処理も、料金に含まれていますか?」と、具体的に確認しましょう。また、飲み残しが腐敗し、カビや悪臭が発生している場合は、「清掃」や「消臭」といった作業も必要になります。単にペットボトルを回収するだけでなく、部屋を衛生的な状態に戻すための、クリーニングサービスも提供している業者を選ぶと、より安心です。そして、料金体系の「透明性」も、非常に重要なポイントです。「トラック一台積み放題」といったプランの場合、ペットボトルは、軽くてかさばるため、見た目以上に早く荷台が埋まってしまい、「これは別料金です」と、高額な追加料金を請求されるケースがあります。ペットボトルの量に応じた、明確な料金設定や、詳細な見積書を提示してくれる、誠実な業者を選びましょう。もちろん、複数の業者から相見積もりを取り、料金とサービス内容を比較検討することは、言うまでもありません。対応の丁寧さや、説明の分かりやすさも、信頼できる業者を見極めるための、大切な指標となります。